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やさしい時間
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角田光代さんの「森に眠る魚」を読み終わった。

(ずいぶん前の小説などで読まれた方も多いと思う。)


あと少しのところまで来て
我慢できずについ日中に最後まで読んでしまった。


(本は本来寝る前と決めている。
 日中は『何か音が出るコト』をやらないともったいない気がするので。)




読んでいて最後の方の彼女が主語になるくだりが気になった。

それまでは5人の主婦たちの名前が主語だった。

「彼女って誰の事?」とその前後をパラパラ読み返してみたり・・・

そしてその彼女の節が終わった時
また普通に5人の主婦たちが主語になった。


でもその彼女は誰かの子供を殺めた気がするのだが
その5人の主婦の子供たちは誰も死んではいない。


5人の主婦たちはバラバラになりそれぞれの道を生きていく。



最後までなんとなく腑に落ちないまま終わり、
それからあとがき(解説)を読んだとき
これは1999年の文京区幼女殺人事件をモチーフに
描かれていたことを知った。

そしてすぐネットでこれを読んだ方の考察を見た。

どうやらやはり彼女が主語で書かれているくだりが
その事件を描いている様だった。


それは確かに1999年の章にあった。
これがリアルの出来事と結びついた時
何か胸に引っかかる感じが続いて後味が悪かった。

日中に読んで良かったと思う。



離れればいい。

解っているのに。


離れればよかったのに。

解っていたのに。




そもそも育ってきた環境、学歴、経済など
誰かの親というだけの共通点で
それらを超える付き合いができるかどうか分からない。



私の時代にはまだママ友という言葉はなかった。




今の私は老若(男)女、大歓迎。


けれど友達として同じ年ごろの人と付き合っていくなら
やはり経済的な違いはきっと大きく、無理だろうと思う。
(想像として)




大抵心に刺さる事件は覚えているのだが
この事件は知らなかった。

考えてみれば1999年は私が病気を発症した年で落ち込み、
更に11月には父が入院し毎日面会に行き、慌ただしく過ごしていた時期だ。


だからきっと知らなかったのだと結論。



暗~くなってしまったので気分直しに
今度は
角田光代さんの比較的新しい「おまえじゃなきゃだめなんだ」を
読んでみようと思っている。








在宅勤務になってから外に出ていない息子と
しばらく歩いていない私でお散歩へ行ってきました。


せっかくなので普段私が散歩するコースとは別のコースへ。


自宅からちょっと足を延ばした商店街。

そこは一年に一回も行くこともない商店街です。
もう10年ぶり以上かな・・・?

世間の今の様子を見ながら歩いてきました。


いつもの商店街の様子を知らないので比べることはできませんが
なんかふつーにやっていた。

そこにあったなんて知らなかったパチンコ店2店舗も
営業していました。イイノカナ?

ちょっと驚いた。



長い商店街なのでかなり歩きました。

やっぱり人とすれ違うのが怖い。
帰りは違う道から。



途中で息子が足の付け根が痛いと。(笑)
ヤバイです。

普段だったら毎日かなり歩いていた息子なんですが・・・



また機会があればお散歩に連れ出そうと思います。



久し振りにいい運動になりました。



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